タイ裁判所、「不敬な」ウェブサイトに閉鎖命令
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【9月10日 AFP】タイの裁判所は、同国王室に対する尊敬を欠いた内容が含まれているとして、数百のウェブサイトの閉鎖を命じた。バンコク(Bangkok)に拠点を置くメディア監視団体、東南アジアプレスアライアンス(Southeast Asian Press Alliance、SEAPA)が9日、明らかにした。
同団体によると、タイ情報通信技術省はコンピューター犯罪法に基づき、王室に侮辱的だとみられる344のサイトを含む約400のサイトの閉鎖を裁判所に求めた。サイト運営責任者などの訴追も検討されているという。
タイでは前年、動画投稿サイト「ユーチューブ(YouTube)」に、プミポン・アドゥンヤデート(Bhumibol Adulyadej)国王の顔に落書きをした映像などが掲載され、同サイトへのアクセスが5か月間にわたって禁止されていた。
この禁止措置は、ユーチューブ側が国王関連の動画をタイ国内のユーザーが視聴できないようフィルターをかけることに合意したことで解除された。
タイでは、2006年に軍のクーデターでタクシン・シナワット(Thaksin Shinawatra)前首相が失脚して以来、多くの国民が神聖視している国王を公然と批判していると判断されたサイトに対しては、厳しい監視が続いている。(c)AFP
同団体によると、タイ情報通信技術省はコンピューター犯罪法に基づき、王室に侮辱的だとみられる344のサイトを含む約400のサイトの閉鎖を裁判所に求めた。サイト運営責任者などの訴追も検討されているという。
タイでは前年、動画投稿サイト「ユーチューブ(YouTube)」に、プミポン・アドゥンヤデート(Bhumibol Adulyadej)国王の顔に落書きをした映像などが掲載され、同サイトへのアクセスが5か月間にわたって禁止されていた。
この禁止措置は、ユーチューブ側が国王関連の動画をタイ国内のユーザーが視聴できないようフィルターをかけることに合意したことで解除された。
タイでは、2006年に軍のクーデターでタクシン・シナワット(Thaksin Shinawatra)前首相が失脚して以来、多くの国民が神聖視している国王を公然と批判していると判断されたサイトに対しては、厳しい監視が続いている。(c)AFP