【8月22日 AFP】21日に発表されたゲーム業界調査レポートによると、暴力描写で名高いビデオゲーム「グランド・セフト・オートIV(Grand Theft Auto IVGTA IV)」が米国市場と英国市場で好調に売り上げを伸ばした結果、競合ゲームを大きく引き離している。

 都内でゲーム業界調査やゲーム雑誌出版をするエンターブレイン(Enterbrain)が発表した調査結果によると、同ゲームは、4月の発売以降、米市場と英市場で既に630万本を販売した。「グランド・セフト・オート」シリーズは、暴力や麻薬取引、売春の描写が含まれているとして非難の的となっている。日本発売は10月の予定。

 2位には、2008年の1-7月で、米国、英国、日本の3市場で540万本を販売した任天堂(Nintendo)の次世代ゲーム機「Wii(ウィー)」向けソフトの「大乱闘スマッシュブラザーズX(Super Smash Bros. Brawl)」がつけた。エンターブレインによると、同3市場は、世界のゲーム市場の7割を占めている。

 3位は、470万本を販売した任天堂の「マリオカートWii(Mario Kart Wii)」がつけた。エンターブレインと米ニューヨークの調査会社大手のNPDグループ(NPD Group)、英ロンドンの調査会社GfK Chart-Trackが業界レポート「トップグローバルマーケッツレポート(Top Global Markets Report )」を共同でまとめた。3社は今後、米英日3市場の月次ゲーム販売数量を提供していく。(c)AFP