【8月19日 AFP】経済産業省は19日、米アップル(Apple)の携帯音楽プレーヤー「iPodナノ(iPod Nano)」の過熱が原因とみられる小規模の火災事故が、8月に入り東京で2件報告されたと発表し、ユーザーに注意を呼びかけた。

 2件の事故では負傷者はいなかったが、原因の詳細は明らかにされていない。今年3月にも「iPodナノ」から火花が出たという報告があり、経産省ではすでに調査に乗り出していた。

 アップルには過熱、発火など国内の事故報告がこれまでに14件寄せられているという。ユーザーが軽度のやけどを負った例も2件含まれている。 

 同省によると事故が発生したのは、2005年9月から06年9月までに国内で販売された「MA004J/A」「MA005J/A」「MA099J/A」「MA107J/A」の4機種。対象となる数は計181万台に上る。

 ユーザーには「iPod」を充電する際には特に過熱に気をつけるよう呼びかけている。(c)AFP