【7月25日 AFP】中国のインターネット人口が世界最大の2億5300万人に達したことが、政府系の調査機関、中国インターネット・ ネットワーク情報センター(China Internet Network Information CenterCNNIC)の調べで分かった。背景には、相次ぐ自然災害や北京五輪など、重要ニュースの増加があるとみられる。 

 CNNICが24日、ウェブサイトで発表したところによると、6月の国内インターネット人口は、前年同月比で56%増加した。音楽ダウンロード、ニュース、インスタントメッセージなどの人気が高いという。

 中国では、2月の春節(旧正月)の時期を襲った大雪や5月の四川大地震といった自然災害などの大きな事件に加え、8月8日には北京五輪を控え、インターネットで情報を求める人々が増えたと、CNNICはみている。

 インターネット人口の69%は30歳未満の若いユーザーだ。また、6月の携帯電話人口は6億100万人で、29%は携帯電話からインターネットにアクセスしている。(c)AFP