【6月13日 AFP】米インターネット検索大手ヤフー(Yahoo)と同グーグル(Google)は、オンライン広告の分野で提携することを発表した。ヤフーはグーグルのもつオンライン広告技術を取り入れることにより、同分野での収益を改善したいものとみられる。

 ヤフーは、グーグルとの提携によって、低下している収益を改善するとともに、著名投資家カール・アイカーン(Carl Icahn)氏が提案している現取締役の退任と米ソフトウエア大手マイクロソフト(Microsoft)への身売り案を回避したい意向だ。

 グーグルのエリック・シュミット(Eric Schmidt)最高経営責任者(CEO)は「今回の提携によって、ヤフーはユーザー側にはより興味を引く広告、広告主やプロバイダー側にはビジネスを成功に導くためのよりよい広告技術を提供できる」とした上で、「この提携は、オンライン広告分野を引き続き競争的かつ活発的な状態にするものだ」と述べた。(c)AFP