【4月6日 AFP】インドネシアのインターネットサービスプロバイダーの業界団体、インドネシア・インターネット・サービスプロバイダー協会(Indonesia Internet Service Provider AssociationAPJII)は5日、インドネシア国内でのユーチューブへの接続を停止する措置をとったと発表した。

 インドネシアでは、オランダの極右政党自由党(Party for FreedomPVV)のヘールト・ウィルダース(Geert Wilders)議員が、動画投稿サイト「ユーチューブ(YouTube)」に反イスラム映画「フィトナ(Fitna)」を公開したことに反発が広がっていた。インドネシア政府は3日、この映画がユーチューブから削除されない限り、週末にユーチューブへのアクセスを禁止するとの方針を明らかにしていた。

 APJIIは、従来使われていなかった経路でアクセスできる可能性もあるため、ユーチューブへのアクセスを完全に止められるかはわからないとしている。(c)AFP