【3月23日 AFP】米検索大手ヤフー(Yahoo)は22日、中国チベット(Tibet)自治区ラサ(Lhasa)で起きた暴動に関与したとして中国政府が指名手配した19人の写真をサイトに掲載したとの報道を否定した。

 ヤフーは声明で「報道は誤りで、ヤフーはチベット暴動で中国政府が手配した個人の写真を掲載していない」と述べた。ただ、一方で、「この問題について、中国語ヤフー(China Yahoo!)を運営するアリババ・グループ(Alibaba Group)と共同で調査中だ」としている。

 さらに「表現の自由の抑圧にインターネットが利用されることを遺憾に思う。ヤフーの理念は、情報へのアクセスを提供することによって、生活の質を根本的に高め、ユーザーを取り巻く社会環境を向上することだ」と強調した。

 中国政府は21日、暴動に関与したとされる最重要指名手配19人の氏名と写真を公開した。(c)AFP