ヤフーが買収案拒否、MSは強硬路線に転換の可能性も
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【2月12日 AFP】米インターネット検索大手ヤフー(Yahoo)が11日に米ソフトウエア大手マイクロソフト(Microsoft)の買収案を拒否したことで、マイクロソフト側は買収額の引き上げかヤフー経営陣を退陣させるかの二者択一を迫られている。
ヤフー取締役会は、446億ドル(約4兆8000億円)の買収額は非常に低く、ヤフーの株主利益を最大化する選択肢ではないとして、マイクロソフトの買収提案を拒否。買収案を「慎重に検討した結果、ヤフーの企業価値を低く見積もり過ぎている」と判断し、「ヤフーと株主の利益を最大化する提案ではないとの結論を得た」と発表した。
マイクロソフト広報は、取締役会の判断を「残念な結果」とした上で、巨大IT企業2社の合併となるこの大型買収案を再検討するようヤフー側に求めた。またこの提案は、ヤフーの株主にとっても「企業価値の上昇」をもたらす内容だと訴えた。
さらに「買収案が含むヤフーの株主利益を実現するために必要なあらゆる手段をとる権利がマイクロソフトにはある」と述べた。
マイクロソフト側は提示した買収額は「十分かつ公平」としており、今年半ばに予定されるヤフーの株主総会で株主に働きかけてヤフー取締役会を退陣に追い込むなど、提案姿勢を一変させる可能性も出てきた。
ヤフーは一株40ドルを最低買収額としているのに対し、マイクロソフトは同35ドルを上限としているとの情報もある。(c)AFP/Glenn Chapman
ヤフー取締役会は、446億ドル(約4兆8000億円)の買収額は非常に低く、ヤフーの株主利益を最大化する選択肢ではないとして、マイクロソフトの買収提案を拒否。買収案を「慎重に検討した結果、ヤフーの企業価値を低く見積もり過ぎている」と判断し、「ヤフーと株主の利益を最大化する提案ではないとの結論を得た」と発表した。
マイクロソフト広報は、取締役会の判断を「残念な結果」とした上で、巨大IT企業2社の合併となるこの大型買収案を再検討するようヤフー側に求めた。またこの提案は、ヤフーの株主にとっても「企業価値の上昇」をもたらす内容だと訴えた。
さらに「買収案が含むヤフーの株主利益を実現するために必要なあらゆる手段をとる権利がマイクロソフトにはある」と述べた。
マイクロソフト側は提示した買収額は「十分かつ公平」としており、今年半ばに予定されるヤフーの株主総会で株主に働きかけてヤフー取締役会を退陣に追い込むなど、提案姿勢を一変させる可能性も出てきた。
ヤフーは一株40ドルを最低買収額としているのに対し、マイクロソフトは同35ドルを上限としているとの情報もある。(c)AFP/Glenn Chapman