【1月24日 AFP】NTTドコモ(NTT DoCoMo)は24日、米検索大手のグーグル(Google)との提携を正式に発表した。提携による携帯電話向けサービスの強化で競合他社を寄せ付けない構えだ。

 グーグル側にとっては、日本の携帯電話市場で独占的な地位を占める検索プロバイダー、ヤフー(Yahoo)に対抗しシェア拡大が可能となる。

 両社によると広範な提携の一環として、ドコモはインターネットサービス「iモード」にグーグルの検索機能や電子メール機能を組み込む。新機能や新端末機種の開発も視野に入れている。早ければ春から、ドコモのiモード経由でこれまでパソコンでしか使えなかったグーグル検索が使えるようになる。また今後発売されるドコモの新機種には、地図検索のグーグルマップなどのサービスが標準インストールされる。

 グーグルとの提携は、ドコモの競合相手であるKDDIも約2年前から行っているが、ドコモの夏野剛(Takeshi Natsuno)執行役員は「他社と違うのは、ドコモではグーグルが提供するあらゆるサービスを提供すること」としている。(c)AFP