【12月25日 AFP】NTTドコモ(NTT DoCoMo)は競合他社に対抗するため米検索大手のグーグル(Google)と提携し、サービスの強化を図る。日経新聞(Nikkei)が25日報じた。

 同紙によると、両社の広範な提携の一環として、ドコモのインターネットサービス「iモード」にグーグルの検索や電子メール機能を組み込む。いずれ新機能や新型端末を開発する可能性もある。

 ドコモがグーグルとの提携に踏み切った背景として、ネット利用窓口としての携帯電話の重要性が増していると同紙は解説。早ければ来春にも、ドコモのiモード経由でグーグル検索、電子メール、カレンダー、写真保存などの機能を使えるようにするという。

 両社のコメントは得られていない。 

 ドコモは依然国内最大手だが、携帯電話会社が変わっても同じ電話番号を継続利用できる制度の導入に伴い、利用者が競合他社に流れていた。

 一方グーグルは、日本の検索市場で最大手のヤフージャパン(Yahoo Japan)に次ぐ2位にとどまっている。ドコモと組んで携帯分野のサービスと広告事業を強化し、携帯からの利用者を増やす狙いがあると同紙は伝えている。(c)AFP