iPhoneの部品に有害化学物質使用か?米国で告発の動き
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【10月17日 AFP】米アップル(Apple)の携帯電話iPhoneに有害化学物質が使用されているとして、環境団体が告発に踏み切る動きを見せている。
カリフォルニア(California)州オークランド(Okaland)のCenter for Environmental Health(環境衛生センター)は15日、国際環境保護団体グリーンピース(Greenpeace)がiPhoneの安全性に関する調査結果を発表したことを受け、アップルに対し告発の意志を正式に通達した。指摘された化学物質を製造工程から取り除かなければ、2か月以内に告発するという。
グリーンピースのウェブサイト上に掲載されたユーチューブ(YouTube)のビデオ映像の中で科学者のDavid Santillo氏は、プラスチック部品の柔軟性を高めるためiPhoneには臭素、塩素、およびフタル酸類といった化学物質が使用されていると指摘している。
「電機機器メーカーは、伝統的に商品のクールでクリーンなイメージを大切にしてきた」とSantillo氏。「しかし、この数年間、電機製品の輝かしいカバーの内部は、実はクールでもクリーンでもないことを我々は目撃してきた」
グリーンピースの主張によると、iPhoneのイヤホンワイアーのプラスチック・コーティングには、玩具や育児用品の欧州基準を上回る量のフタル酸類エステルが含まれているという。フタル酸類エステルは胎児の先天異常を引き起こす可能性が指摘されている化学物質だ。
「妊娠中の女性が1日数回、iPhoneのイヤホンコードを巻き伸ばしすれば、その際に化学物質にさらされる危険性は十分にある」と、グリーンピースのマイケル・グリーン(Michael Green)氏は警告する。
この件に関しアップルは、訴訟に関わることなのでコメントはできないとAFPに語った。
アップル側は、同社製品は欧州連合の厳格な基準に基づき製造されており、ポリ塩化ビニル(PVC)と臭素に関しては今年末までに製造工程から取り除くと表明している。(c)AFP/Glenn Chapman
カリフォルニア(California)州オークランド(Okaland)のCenter for Environmental Health(環境衛生センター)は15日、国際環境保護団体グリーンピース(Greenpeace)がiPhoneの安全性に関する調査結果を発表したことを受け、アップルに対し告発の意志を正式に通達した。指摘された化学物質を製造工程から取り除かなければ、2か月以内に告発するという。
グリーンピースのウェブサイト上に掲載されたユーチューブ(YouTube)のビデオ映像の中で科学者のDavid Santillo氏は、プラスチック部品の柔軟性を高めるためiPhoneには臭素、塩素、およびフタル酸類といった化学物質が使用されていると指摘している。
「電機機器メーカーは、伝統的に商品のクールでクリーンなイメージを大切にしてきた」とSantillo氏。「しかし、この数年間、電機製品の輝かしいカバーの内部は、実はクールでもクリーンでもないことを我々は目撃してきた」
グリーンピースの主張によると、iPhoneのイヤホンワイアーのプラスチック・コーティングには、玩具や育児用品の欧州基準を上回る量のフタル酸類エステルが含まれているという。フタル酸類エステルは胎児の先天異常を引き起こす可能性が指摘されている化学物質だ。
「妊娠中の女性が1日数回、iPhoneのイヤホンコードを巻き伸ばしすれば、その際に化学物質にさらされる危険性は十分にある」と、グリーンピースのマイケル・グリーン(Michael Green)氏は警告する。
この件に関しアップルは、訴訟に関わることなのでコメントはできないとAFPに語った。
アップル側は、同社製品は欧州連合の厳格な基準に基づき製造されており、ポリ塩化ビニル(PVC)と臭素に関しては今年末までに製造工程から取り除くと表明している。(c)AFP/Glenn Chapman