【9月4日 AFP】中国南部広東省(Guangdong)に拠点を置く深セン航空(Shenzhen Airlines)は3日、スイスのサービス・プロバイダーOnAirとの提携により、機内での携帯電話とインターネットの利用サービスを、2009年半ばをメドに開始することを明らかにした。機内でこうしたサービスが導入されるのは、同社が初となる。

 深セン航空の李昆(Li Kun)総裁は、「中国国内で初めて、機内での携帯電話・インターネット利用サービスを導入することを誇りに思う」と抱負を述べた。正式導入を前に、2007年の北京五輪までに3機で試験的に実施するという。
 
 同様の提携契約を欧州・アジアの複数の航空会社と結んでいるOnAir社も同日、「中国の航空市場は、世界的に見ても重要な成長市場」と語った。

 これまで航空各社が機内通信サービスとして提供していたのは、機内の一部座席に備え付けられている電話を、有料で利用するサービスのみ。航空計器への影響などを考慮して、携帯電話の使用は禁止されてきた。(c)AFP