【5月24日 AFP】グーグル(Google)は23日、英語、フランス語など12言語のうち好きな言語で検索すれば、外国語の検索結果を選択した言語に翻訳して表示する翻訳ツールのベータ版を公開した。

 新機能の名称は「cross-language information retrieval」。

 グーグルの技術担当副社長、Udi Manber氏は先週、カリフォルニア州マウンテンビュー(Mountain View)のグーグル本社で報道陣に、「このサービスは実質的にウェブを『ユニバーサル』にするものです。わたしたちは全てのWebを全ての言語に翻訳しようと努力してきました。まだ完全ではないものの、必要な情報がどこにあるかということまでは分かります」と述べた。

 このツールはユーザーが入力した検索キーワードを別の言語に翻訳して検索し、得られた検索結果をユーザーの言語に翻訳して表示する。

 検索キーワードに利用できる言語は、アラビア語、イタリア語、スペイン語、ドイツ語、フランス語、ポルトガル語、ロシア語、英語、韓国語、中国語(簡体)、中国語(繁体)、日本語の12言語。今後対応言語を増やす予定だ。

 グーグルは「言語などの違いを超えてユーザーが世界の情報にアクセスできるようにすることは当社の使命の1つです。新しいクロスランゲージ検索機能は世界中のユーザーが、自分の言語で、ウェブ上に存在するさまざまな言語の情報を検索し、活用することに道を拓くものです」とのプレスリリースを発表した。