シスコ、「iPhone」の商標めぐりアップルを提訴 - 米国
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【サンノゼ/米国 11日 AFP】ネットワーク大手のシスコ(Cisco)は10日、アップル(Apple)を相手取り、訴訟を起こしたことを明らかにした。
アップルは9日、携帯音楽プレイヤーやインターネット端末の機能を装備した多機能携帯電話「iPhone」を発表したが、その名称を巡り、シスコは同社が数年前に商標を取得済みであると主張している。
■シスコは2000年に「iPhone」の商標を取得
シスコによると、同社は商標「iPhone」をインフォギア(Infogear)から2000年に取得し、同名称の商品をすでに数年間、販売してきた。また、アップルから名称「iPhone」の使用許可申請を度々受けており、誠意を持ってアップルとの交渉を続けていたという。
シスコ側は「アップルの新携帯電話がエキサイティングな商品であるのは間違いない。しかし、許可なくわれわれの商標を使用するべきではない」とアップルを批判。カリフォルニア州北地区(Northern District of California)の連邦地裁に訴状を提出し、商標侵害と意図的な商標コピーの抑制を図るという。
■通信の一体化のために「死守」すべきブランド
さらに、シスコ傘下のシンクシス(Linksys)もiPhoneシリーズを販売しており、12月にも新製品を発表したばかり。
シスコのマーク・チャンドラー(Mark Chandler)上級副社長兼法務部長は、「今後もiPhoneは進化し続ける。固定電話、携帯電話、PCをボーダーレスにし、一体化することも可能だ。それだけに、われわれにとっては守り抜かねばならない大事なブランドだ」と説明した。
写真はサンフランシスコのMacworld会場でiPhoneをながめる来場者ら。(c)AFP/Tony AVELAR
アップルは9日、携帯音楽プレイヤーやインターネット端末の機能を装備した多機能携帯電話「iPhone」を発表したが、その名称を巡り、シスコは同社が数年前に商標を取得済みであると主張している。
■シスコは2000年に「iPhone」の商標を取得
シスコによると、同社は商標「iPhone」をインフォギア(Infogear)から2000年に取得し、同名称の商品をすでに数年間、販売してきた。また、アップルから名称「iPhone」の使用許可申請を度々受けており、誠意を持ってアップルとの交渉を続けていたという。
シスコ側は「アップルの新携帯電話がエキサイティングな商品であるのは間違いない。しかし、許可なくわれわれの商標を使用するべきではない」とアップルを批判。カリフォルニア州北地区(Northern District of California)の連邦地裁に訴状を提出し、商標侵害と意図的な商標コピーの抑制を図るという。
■通信の一体化のために「死守」すべきブランド
さらに、シスコ傘下のシンクシス(Linksys)もiPhoneシリーズを販売しており、12月にも新製品を発表したばかり。
シスコのマーク・チャンドラー(Mark Chandler)上級副社長兼法務部長は、「今後もiPhoneは進化し続ける。固定電話、携帯電話、PCをボーダーレスにし、一体化することも可能だ。それだけに、われわれにとっては守り抜かねばならない大事なブランドだ」と説明した。
写真はサンフランシスコのMacworld会場でiPhoneをながめる来場者ら。(c)AFP/Tony AVELAR