【8月16日 AFP】米ホワイトハウス(White House)が環境にやさしく生まれ変わる。政府関係者が15日に発表したところによると、大統領一家の居住区の一部で現在、太陽光発電パネルの設置工事が行われている。2010年のバラク・オバマ(Barack Obama)大統領の「公約」が、ようやく実現することになる。

 オバマ大統領と家族は今週、夏季休暇でマサチューセッツ州のマーサズビンヤード(Martha's Vineyard)島に滞在中。一家が不在の中、クレーンなどの重機を使った作業が進められている。

「ホワイトハウスの全体的なエネルギー効率の向上につながる改善策の一環として、大統領一家の居住区に国産の太陽光発電パネルを設置する工事に着手した」という。

 2010年10月、当時のスティーブン・チュー(Steven Chu)エネルギー省長官は、環境にやさしい発電技術の利用を国民に奨励するため、ホワイトハウスに太陽光パネルを設置する可能性があるとの考えを示していた。

 オバマ大統領と同じ民主党所属のジミー・カーター(Jimmy Carter)元大統領は、石油危機が発生した在任期間中の1970年代後半、ホワイトハウスに太陽光発電パネルを設置していた。しかしそれらは、後任となったロナルド・レーガン(Ronald Reagan)大統領によって撤去された。(c)AFP