「地球の気温、5.3度上昇の可能性も」、想定の2倍以上とIEAが警告
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【6月11日 AFP】地球の気温上昇は、産業革命以前と比べて「2度以内」に抑えることが目標となっているが、国際エネルギー機関(International Energy Agency、IEA)は10日、温暖化がこのままのペースで進めば目標の2倍以上の温度上昇につながる恐れがあると警告する報告書を発表した。
IEAのマリア・ファンデルフーフェン(Maria van der Hoeven)事務局長は声明の中で、「この報告書は、私たちが現状を変えなければ地球の気温が3.6度から5.3度上昇する可能性が高いことを示している」と指摘した。
2010年に南アフリカのダーバン(Durban)で開催された国連気候変動枠組み条約(UN Framework Convention on Climate Change、UNFCCC)第17回締約国会議(COP17)で、加盟国は温暖化による干ばつや洪水、海面上昇の悪化を回避するために、今世紀の気温上昇を「2度以内」に抑えるという目標を掲げた。
今回IEAが発表した報告書によれば、エネルギー消費による温室効果ガス排出量は昨年1.4%増加して過去最高水準に達した。地球の温室効果ガスの3分の2は、エネルギー消費に関連して排出されるものだ。(c)AFP
IEAのマリア・ファンデルフーフェン(Maria van der Hoeven)事務局長は声明の中で、「この報告書は、私たちが現状を変えなければ地球の気温が3.6度から5.3度上昇する可能性が高いことを示している」と指摘した。
2010年に南アフリカのダーバン(Durban)で開催された国連気候変動枠組み条約(UN Framework Convention on Climate Change、UNFCCC)第17回締約国会議(COP17)で、加盟国は温暖化による干ばつや洪水、海面上昇の悪化を回避するために、今世紀の気温上昇を「2度以内」に抑えるという目標を掲げた。
今回IEAが発表した報告書によれば、エネルギー消費による温室効果ガス排出量は昨年1.4%増加して過去最高水準に達した。地球の温室効果ガスの3分の2は、エネルギー消費に関連して排出されるものだ。(c)AFP