絶滅危惧のコモドオオトカゲ、人工ふ化に成功 インドネシア
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【3月21日 AFP】インドネシア・東ジャワ州(East Java)のスラバヤ動物園(Surabaya Zoo)で今月10日、絶滅危惧種に指定されているコモドオオトカゲの卵7個がふ化した。動物園の関係者が20日、明らかにした。この動物園では、コモドオオトカゲの繁殖プログラムを推進しており、7匹のふ化に成功したことで、今後の繁殖に対する期待が高まっている。
同動物園では2匹のコモドオオトカゲが昨年9月と10月に産んだ卵21個をふ卵器に入れ、管理してきた。動物園の広報担当者はAFPの取材に対し、「最初にふ卵器に入れた卵のうち、いくつかはふ化しなかったが、よくあることだ。4~5月にかえる予定の後から入れた卵のうち7~8個がかえってくれればと期待している」と話した。
同氏によると、卵がかえったのは、入卵から幼体の保護までを含む繁殖プログラムの成果だという。コモドオオトカゲには自分よりも小さい個体を捕食する共食いの習性もあるため、幼体を成体から守る必要がある。また、成長を監視するため、幼体にはマイクロチップを埋め込むという。
地球上で最も大きなトカゲであり、インドネシア東部の列島に固有のトカゲであるコモドオオトカゲは、体長約3メートル、体重70キログラムほどにまで成長することもある。野生の個体数は約5000頭とされている。(c)AFP
同動物園では2匹のコモドオオトカゲが昨年9月と10月に産んだ卵21個をふ卵器に入れ、管理してきた。動物園の広報担当者はAFPの取材に対し、「最初にふ卵器に入れた卵のうち、いくつかはふ化しなかったが、よくあることだ。4~5月にかえる予定の後から入れた卵のうち7~8個がかえってくれればと期待している」と話した。
同氏によると、卵がかえったのは、入卵から幼体の保護までを含む繁殖プログラムの成果だという。コモドオオトカゲには自分よりも小さい個体を捕食する共食いの習性もあるため、幼体を成体から守る必要がある。また、成長を監視するため、幼体にはマイクロチップを埋め込むという。
地球上で最も大きなトカゲであり、インドネシア東部の列島に固有のトカゲであるコモドオオトカゲは、体長約3メートル、体重70キログラムほどにまで成長することもある。野生の個体数は約5000頭とされている。(c)AFP