【2月26日 AFP】(写真追加)日本の調査捕鯨船団の母船「日新丸(Nisshin Maru)」と反捕鯨団体シー・シェパード(Sea Shepherd Conservation Society)の抗議船が25日、南極海(Southern Ocean)で接触した。

 同団体の創設者で、現在はコスタリカでのサメ漁に関して国際刑事警察機構(ICPO、インターポール、Interpol)から国際手配されているポール・ワトソン(Paul Watson)容疑者は、抗議船「スティーブ・アーウィン(Steve Irwin)号」の船上からAFPの取材に応じ、日新丸がシー・シェパードの抗議船「ボブ・バーカー(Bob Barker)号」にぶつかってきたと述べた。

 一方、日本鯨類研究所(Institute of Cetacean Research)はウェブサイト上で、日新丸が補給船から給油を受けようとしていたところ、両船がシー・シェパードの抗議船3隻から体当たりなどの妨害を受けたと発表している。乗組員にけがはなかったという。

 南極海では先週にも、シー・シェパードの抗議船と日本の調査捕鯨船との衝突が起きている。(c)AFP