【2月11日 AFP】生け捕りにされた世界最大のワニとしてギネス世界記録(Guinness World Records)に認定されていたフィリピンの体長6.17メートルのイリエワニ「ロロン(Lolong)」が死んだことが11日、飼育員の話で明らかになった。

 ロロンは10日夜、南部ミンダナオ(Mindanao)島ブナワン(Bunawan)の小さな飼育小屋で、原因不明の疾患により死んだという。ブナワン町役場はAFPの取材に「とてもとても悲しい日だ。わが町を有名にしてくれたワニだった。剥製にして保存しようと考えている」と語った。

 ロロンは少女の頭部をかみちぎり、漁業従事者の男性を食べたとみられ、捕獲作戦の末2011年9月に生け捕りにされた。地元のクロコダイルハンターの名を取ってロロンと名付けられ、多くの観光客を集めていた。(c)AFP