イグアナ密輸のドイツ人に禁錮4年 エクアドルの裁判所
このニュースをシェア
【2月6日 AFP】国連教育科学文化機関(UNESCO、ユネスコ)の世界遺産に登録されているエクアドル領ガラパゴス諸島(Galapagos Islands)からのイグアナ密輸事件で、エクアドルの刑事裁判所はドイツ人の男に禁錮4年の判決を言い渡した。ガラパゴス国立公園(Galapagos National Park)が4日発表した。
判決によると同諸島を観光で訪れていたディルク・ベンダー(Dirk Bender)被告は昨年7月8日、バルトラ島(Baltra Island)の空港でガラパゴス国立公園の係員に不審な手荷物を調べられたところ帆布に包まれたイグアナ4匹が見つかり逮捕された。
4匹は国際自然保護連合(International Union for the Conservation of Nature、IUCN)が「絶滅の危機が増大している種=絶滅危惧II類」に指定しているガラパゴスリクイグアナ(Conolophus subcristatus)だった。
裁判長は判決の中で、「被告の行為はガラパゴス諸島の生態系を変えてしまう恐れがあった」と糾弾した。同被告はガラパゴス諸島のサンタクルス(Santa Cruz)島内の施設に収監されていたが、判決後はエクアドル本土の港湾都市グアヤキル(Guayaquil)に移送され、刑期を務めることになる。
ガラパゴス諸島はエクアドル本土の沿岸から約1000キロ離れた東太平洋の赤道下にあり、1835年にはチャールズ・ダーウィン(Charles Darwin)が訪れて調査を行い、進化論の着想を得たとされる。(c)AFP
判決によると同諸島を観光で訪れていたディルク・ベンダー(Dirk Bender)被告は昨年7月8日、バルトラ島(Baltra Island)の空港でガラパゴス国立公園の係員に不審な手荷物を調べられたところ帆布に包まれたイグアナ4匹が見つかり逮捕された。
4匹は国際自然保護連合(International Union for the Conservation of Nature、IUCN)が「絶滅の危機が増大している種=絶滅危惧II類」に指定しているガラパゴスリクイグアナ(Conolophus subcristatus)だった。
裁判長は判決の中で、「被告の行為はガラパゴス諸島の生態系を変えてしまう恐れがあった」と糾弾した。同被告はガラパゴス諸島のサンタクルス(Santa Cruz)島内の施設に収監されていたが、判決後はエクアドル本土の港湾都市グアヤキル(Guayaquil)に移送され、刑期を務めることになる。
ガラパゴス諸島はエクアドル本土の沿岸から約1000キロ離れた東太平洋の赤道下にあり、1835年にはチャールズ・ダーウィン(Charles Darwin)が訪れて調査を行い、進化論の着想を得たとされる。(c)AFP