フィンランドでLNG燃料の大型客船運航へ、世界初
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【1月11日 AFP】フィンランドのクルーズ客船会社バイキングライン(Viking Line)は10日、世界で初めて液化天然ガス(LNG)を燃料とする大型客船が納入されたと発表した。バイキングラインは「クルーズ客船業界における環境保護の先駆者」と自負している。
LNGで運航する客船「M/Sバイキンググレース(M/S Viking Grace)」は全長218メートル、幅30メートル。旅客定員は2800人で880の船室を持つ。
バイキングラインによると、天然ガスを燃料に用いることで有害排出物を最小限に抑えることができる。たとえば窒素酸化物や粒子状物質は85%、温室効果ガスは15%削減でき、硫黄酸化物の排出は実質的にゼロとなるという。
バイキンググレースの船殻(ハル)は波の抵抗を最小とするのに最も適した形状に作られている上、省エネを実現する推進装置を搭載しているという。
フィンランド造船所、STXフィンランド(STX Finland)がおよそ2億4000万ユーロ(約285億円)をかけて製造した。
航行速度は最大22ノット(時速約40キロ)で、15日から南部トゥルク(Turku)とオーランド諸島の自治領マリエハムン(Mariehamn)やスウェーデンの首都ストックホルム(Stockholm)を結ぶ航路で運航を開始する。(c)AFP
LNGで運航する客船「M/Sバイキンググレース(M/S Viking Grace)」は全長218メートル、幅30メートル。旅客定員は2800人で880の船室を持つ。
バイキングラインによると、天然ガスを燃料に用いることで有害排出物を最小限に抑えることができる。たとえば窒素酸化物や粒子状物質は85%、温室効果ガスは15%削減でき、硫黄酸化物の排出は実質的にゼロとなるという。
バイキンググレースの船殻(ハル)は波の抵抗を最小とするのに最も適した形状に作られている上、省エネを実現する推進装置を搭載しているという。
フィンランド造船所、STXフィンランド(STX Finland)がおよそ2億4000万ユーロ(約285億円)をかけて製造した。
航行速度は最大22ノット(時速約40キロ)で、15日から南部トゥルク(Turku)とオーランド諸島の自治領マリエハムン(Mariehamn)やスウェーデンの首都ストックホルム(Stockholm)を結ぶ航路で運航を開始する。(c)AFP