【11月30日 AFP】カタールの首都ドーハ(Doha)で26日から12日間の日程で開幕した気候変動枠組み条約(UNFCCC)第18回締約国会議(COP18)に合わせ、カタールの研究機関が低排出ガスと低燃費を実現した国産ハイブリッドカーを発表した。

 28日にハイブリッドカーを開発したのは、国営カタール・ディアル不動産投資会社(Qatari Diar Real Estate Investment Company)傘下の政府系非営利研究組織、湾岸研究開発機構(Gulf Organisation for Research and DevelopmentGORD)。

 このハイブリッドカーは熱電発電装置で排ガスの熱を回収し、燃料電池のエネルギー源とする。GORDの発表によると排出される汚染物質は50%以上削減でき、一層の燃費低減に向けて設計の改善を続けているという。

 このシステムは電気系統の改良は不要なため、どんな車にも応用が可能だとGORDは説明している。(c)AFP