【10月29日 AFP】豪ウエスタンオーストラリア(Western Australia)州パース(Perth)郊外の砂丘で、新種のトカゲが発見された。29日、豪科学者らが発表した。

「Ctenotus ora」と名付けられたこのトカゲは体長6センチほど。オーストラリア国立大学(Australian National University)のジェフリー・ケイ(Geoffrey Kay)氏らが、豪南西部の生物多様性の調査中に発見した。

 ケイ氏は「科学的に重大な発見だ。オーストラリア最大都市の1つのこれほど近くで、新種を発見できた。まだまだ多くの発見が残されているに違いない」と述べた。

 ただ、都市の急拡大によってこの新種トカゲの生息地である砂丘が脅かされているとも指摘。絶滅は時間の問題だとして、懸念も表明した。

「Ctenotus ora」に関する詳細は、科学誌「Zootaxa」に掲載されている。(c)AFP