北極の海氷面積、温暖化で観測史上最小に 米研究所
このニュースをシェア
【9月20日 AFP】米雪氷データセンター(National Snow and Ice Data Center、NSIDC)は19日、北極の海氷面積が観測史上最小になったことを確認したと発表した。
今年最も海氷面積が小さくなる日と予想されていた今月16日に撮影された衛星画像を分析したところ、北極の氷は約340万平方キロまで縮小していたことが分かった。これは1979年に観測が始まって以来最小の記録だという。
NSIDCのマーク・セリーズ(Mark Serreze)所長は声明の中で「私たちは未知の領域に到達した」と述べた。「地球温暖化の影響は、まず最初に北極に最も顕著に現れることは昔から知られていたが、実際に変化がこれほどまで急速に起こると予想していた者はほとんどいなかった」
科学界では、北極の海氷は地球全体の気候変動の指標として使われている。年ごとの変動はあるものの、NSIDCによればここ30年間の海氷面積は明らかな縮小傾向を示しているという。
NSIDCは、海氷の融解により北極の温暖化と湿度の上昇がさらに進み、地球全体の気候に影響する恐れがあると警鐘を鳴らしている。(c)AFP
今年最も海氷面積が小さくなる日と予想されていた今月16日に撮影された衛星画像を分析したところ、北極の氷は約340万平方キロまで縮小していたことが分かった。これは1979年に観測が始まって以来最小の記録だという。
NSIDCのマーク・セリーズ(Mark Serreze)所長は声明の中で「私たちは未知の領域に到達した」と述べた。「地球温暖化の影響は、まず最初に北極に最も顕著に現れることは昔から知られていたが、実際に変化がこれほどまで急速に起こると予想していた者はほとんどいなかった」
科学界では、北極の海氷は地球全体の気候変動の指標として使われている。年ごとの変動はあるものの、NSIDCによればここ30年間の海氷面積は明らかな縮小傾向を示しているという。
NSIDCは、海氷の融解により北極の温暖化と湿度の上昇がさらに進み、地球全体の気候に影響する恐れがあると警鐘を鳴らしている。(c)AFP