露サンクトペテルブルクに463m超高層タワー計画、世界遺産危機か
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【8月24日 AFP】ロシアの政府系エネルギー大手ガスプロム(Gazprom)は20日、街並みが世界遺産に登録されている古都サンクトペテルブルク(Saint Petersburg)に高さ463メートルの超高層タワーを建築する計画について、市当局から承認されたことを明らかにした。タワーは、プリモルスカヤ(Primorsky)地区ラフタ(Lakhta)での建築が予定され、完成後は公共サービスや各種店舗、レストラン・カフェなどが入るという。
ただ、地元メディアは何の議論もなく計画が策定されたことを問題視しており、さらに国連教育科学文化機関(ユネスコ、UNESCO)の世界遺産登録に関する規定に違反している恐れもあると伝えている。ガスプロムは2010年にも、高さ403メートルの超高層ビル建設の計画について、景観保存を訴える地元団体の大規模な反対キャンペーンや国連の介入によって断念した経緯がある。(c)AFP/Dmitry Zaks
ただ、地元メディアは何の議論もなく計画が策定されたことを問題視しており、さらに国連教育科学文化機関(ユネスコ、UNESCO)の世界遺産登録に関する規定に違反している恐れもあると伝えている。ガスプロムは2010年にも、高さ403メートルの超高層ビル建設の計画について、景観保存を訴える地元団体の大規模な反対キャンペーンや国連の介入によって断念した経緯がある。(c)AFP/Dmitry Zaks