【7月19日 AFP】米航空宇宙局(NASA)によると、デンマーク領グリーンランド(Greenland)最大の氷河の一部が16日、崩落・分離し、巨大氷山ができたと発表した。分離した部分の面積は約119平方キロメートルで、米ニューヨーク(New York)のマンハッタン(Manhattan)島2つ分に相当するという。

 この氷河は、グリーンランド北部にあるペテアマン氷河(Petermann Glacier)。NASAが18日公開した地球観測衛星「アクア(Aqua)」搭載の「中分解能撮像分光放射計(MODIS)」の16日の衛星写真には、氷河の先端に三日月型の割れ目ができている様子がとらえられている。

 専門家らはこの割れ目を数年にわたって監視してきたが16日~17日にかけ、先端が完全に分離したのを衛星画像で確認した。(c)AFP