スイスのソーラー飛行機、スペインからモロッコへ
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【6月5日 AFP】燃料を一切使わずに太陽エネルギーのみで飛行するスイスのソーラー飛行機「ソーラー・インパルス(Solar Impulse)」が5日、ソーラー飛行機として史上初めての大陸間飛行の達成を目指し、スペイン・マドリード(Madrid)のバラハス(Barajas)空港からモロッコへ出発した。
同機は25日にスイス西部パイエルヌ(Payerne)から到着し、ここマドリードでパイロットが交代した。エアバス(Airbus)A340型旅客機ほどの大きさながら自家用車ほどの重量しかないソーラー・インパルスは、パイロットのベルトラン・ピカール(Bertrand Piccard)氏(54)を乗せ、5日午前5時22分(日本時間同日午後0時22分)、ほとんど音を立てずに、優雅にマドリードの夜空へと飛び立った。
ソーラー・インパルスは離陸後5時間ほどでマドリードとスペイン南岸との中間距離まで到達。飛行機に搭載されたカメラは、眼下に広がる渓谷の様子を配信した。
離陸後しばらくして操縦席からAFPの取材に応じたピカール氏は、「およそ1時間ほど、右手には満月が、左手には見事な日の出が見えた。空と大地にはさまざまな色の光が輝いていた」と語った。
ソーラー・インパルスは高度3600メートル、時速40キロメートルでスペイン南部セビリア(Seville)に向けて飛んでいる。そこからジブラルタル海峡(Strait of Gibraltar)を高度8500メートルで越えてモロッコ入りし、タンジェ(Tangiers)上空を通過して午後11時(日本時間6日午前7時)ごろ、ラバト(Rabat)のサレ(Sale)空港に着陸する。
総飛行距離2500キロメートルの今回の旅は、2014年に計画されている世界一周飛行に向けた準備でもある。(c)AFP/David Williams
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・スイスのソーラー飛行機、高度1200メートル達成 世界一周に弾み
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【参考】ソーラー・インパルスのサイト
同機は25日にスイス西部パイエルヌ(Payerne)から到着し、ここマドリードでパイロットが交代した。エアバス(Airbus)A340型旅客機ほどの大きさながら自家用車ほどの重量しかないソーラー・インパルスは、パイロットのベルトラン・ピカール(Bertrand Piccard)氏(54)を乗せ、5日午前5時22分(日本時間同日午後0時22分)、ほとんど音を立てずに、優雅にマドリードの夜空へと飛び立った。
ソーラー・インパルスは離陸後5時間ほどでマドリードとスペイン南岸との中間距離まで到達。飛行機に搭載されたカメラは、眼下に広がる渓谷の様子を配信した。
離陸後しばらくして操縦席からAFPの取材に応じたピカール氏は、「およそ1時間ほど、右手には満月が、左手には見事な日の出が見えた。空と大地にはさまざまな色の光が輝いていた」と語った。
ソーラー・インパルスは高度3600メートル、時速40キロメートルでスペイン南部セビリア(Seville)に向けて飛んでいる。そこからジブラルタル海峡(Strait of Gibraltar)を高度8500メートルで越えてモロッコ入りし、タンジェ(Tangiers)上空を通過して午後11時(日本時間6日午前7時)ごろ、ラバト(Rabat)のサレ(Sale)空港に着陸する。
総飛行距離2500キロメートルの今回の旅は、2014年に計画されている世界一周飛行に向けた準備でもある。(c)AFP/David Williams
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