【5月21日 RenewableEnergyWorld.com】欧州のバイオ燃料産業に路線変更を迫る決定が行われようとしており、その影響は遠くアジアにまで及ぶかもしれない。

 欧州連合(EU)は現在、食用作物から作られるバイオ燃料が二酸化炭素排出に与える影響の再評価を行っているが、その主な対象の1つにインドネシアやマレーシアから輸入されるパーム油がある。インドネシアとマレーシアは、世界で1、2を争うパーム油生産国だ。

 EUの政策が変更されれば、先進バイオ燃料の生産に向けた産業改革なしに欧州が現在の削減目標を達成することは不可能となるため、欧州ではこの再評価についての熱い議論が交わされている。一方アジアでは、パーム油の輸出量が世界1位のインドネシアに追いつこうとするマレーシアが、減税政策を検討している。(c)RenewableEnergyWorld.com/AFPBB News

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