【5月14日 AFP】チリ中部の海岸で2000羽あまりの鳥の死骸が見つかったと、同国自然史博物館のホセ・ルイス・ブリトー(Jose Luis Brito)館長が11日、明らかにした。

 ブリトー館長がカトリック大学テレビ(UCV)ラジオに語ったところによると、死骸はサントドミンゴ(Santo Domingo)付近の沿岸6キロにわたって見つかった。多くはウミツバメだが、ペリカンやカツオドリ、グアナイムナジロヒメウも含まれているという。

 鳥類の死因について同館長は、漁師らが網にかかった鳥たちを放置したり、溺死させて海に投棄していると非難している。

 隣国ペルーでもここ数週間にわたり、ペリカンなどの鳥類やイルカの死骸が大量に海岸に打ち上げられている。(c)AFP

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