イルカ漁の太地町に「クジラ牧場」構想、和歌山県
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【5月3日 AFP】米アカデミー賞(Academy Awards)長編ドキュメンタリー賞を受賞した米映画『ザ・コーヴ(The Cove)』でイルカの追い込み漁を批判的に取り上げられた和歌山県太地(Taiji)町で、海生哺乳類を放牧する「クジラ牧場」の構想が持ち上がっていると前週の時事通信(Jiji Press)が伝えた。
報道によれば、住民による協議会の計画で候補に挙がっているのは、同町北西部にある森浦湾の一部(広さ約28ヘクタール)。湾の入り口を網で仕切ってイルカや小型クジラを放牧し、来園者が一緒に泳いだりカヤックで遊びながら触れ合える海のサファリパークにする構想という。湾を管理する県や、真珠養殖業者らと交渉し、5年後をめどに事業化を目指すとしている。同町周辺で捕獲したゴンドウクジラやバンドウイルカなどを放すほか、大型クジラの飼育の可能性についても検討する。
同町の三軒一高(Kazutaka Sangen)町長は、町が海生哺乳類と共生しているというメッセージを広めたいと語っている。(c)AFP
報道によれば、住民による協議会の計画で候補に挙がっているのは、同町北西部にある森浦湾の一部(広さ約28ヘクタール)。湾の入り口を網で仕切ってイルカや小型クジラを放牧し、来園者が一緒に泳いだりカヤックで遊びながら触れ合える海のサファリパークにする構想という。湾を管理する県や、真珠養殖業者らと交渉し、5年後をめどに事業化を目指すとしている。同町周辺で捕獲したゴンドウクジラやバンドウイルカなどを放すほか、大型クジラの飼育の可能性についても検討する。
同町の三軒一高(Kazutaka Sangen)町長は、町が海生哺乳類と共生しているというメッセージを広めたいと語っている。(c)AFP