米大都会の真ん中で新種のカエル発見、NYヤンキースタジアム近く
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【3月15日 AFP】米ニューヨーク(New York)のコンクリートジャングルで、新種のカエルが発見された。
緑色にまだら模様のこの1匹のカエルは、当初は同地で一般的に見られるヒョウガエルと思われていた。だが、実は新種だったことが分かったと、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(University of California at Los Angeles、UCLA)の生物学者ブラッド・シェーファー(Brad Shaffer)氏が14日、明らかにした。
湿地など豊かな自然に囲まれたニューヨークではあるが、新種のカエルがすみかとして選んだのはブロンクス(Bronx)地区にあるニューヨーク・ヤンキース(New York Yankees)の本拠地ヤンキースタジアム(Yankee Stadium)近くの一角。都会の真ん中だ。
ヒョウガエル研究を専門とするルイジアナ州立大学(Louisiana State University)のキャシー・ニューマン(Cathy Newman)氏がニューヨークに住む同僚のジェレミー・ファインバーグ(Jeremy Feinberg)氏から「見慣れないカエル」がいると聞いて観察したところ、新種の可能性が高まった。
ニューマン氏らはシェーファー氏とともに、このカエルのDNAをニューヨークに生息する各種ヒョウガエルのものと比較し、新種のヒョウガエルであることを確認した。鳴き声も異なり、一般的なヒョウガエルがいびきのように長い鳴き声を出すのに対し、新種は短い鳴き声を繰り返すという。
ニューヨーク市内で新種のカエルが見つかったことについて、シェーファー氏は「米最大の大都会でさえも、まだ発見されるのを待っている新種の生物が存在しているということだ」と驚きを語った。
シェーファー氏らの発見は、科学誌「Molecular Phylogenetics and Evolution」に掲載されている。(c)AFP
緑色にまだら模様のこの1匹のカエルは、当初は同地で一般的に見られるヒョウガエルと思われていた。だが、実は新種だったことが分かったと、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(University of California at Los Angeles、UCLA)の生物学者ブラッド・シェーファー(Brad Shaffer)氏が14日、明らかにした。
湿地など豊かな自然に囲まれたニューヨークではあるが、新種のカエルがすみかとして選んだのはブロンクス(Bronx)地区にあるニューヨーク・ヤンキース(New York Yankees)の本拠地ヤンキースタジアム(Yankee Stadium)近くの一角。都会の真ん中だ。
ヒョウガエル研究を専門とするルイジアナ州立大学(Louisiana State University)のキャシー・ニューマン(Cathy Newman)氏がニューヨークに住む同僚のジェレミー・ファインバーグ(Jeremy Feinberg)氏から「見慣れないカエル」がいると聞いて観察したところ、新種の可能性が高まった。
ニューマン氏らはシェーファー氏とともに、このカエルのDNAをニューヨークに生息する各種ヒョウガエルのものと比較し、新種のヒョウガエルであることを確認した。鳴き声も異なり、一般的なヒョウガエルがいびきのように長い鳴き声を出すのに対し、新種は短い鳴き声を繰り返すという。
ニューヨーク市内で新種のカエルが見つかったことについて、シェーファー氏は「米最大の大都会でさえも、まだ発見されるのを待っている新種の生物が存在しているということだ」と驚きを語った。
シェーファー氏らの発見は、科学誌「Molecular Phylogenetics and Evolution」に掲載されている。(c)AFP