【10月28日 Relaxnews】米飲料大手コカ・コーラ(Coca-Cola)は今冬、同社が1922年からクリスマス広告のマスコットに起用しているホッキョクグマの保護活動を支援するため、米国内で白い缶のコカ・コーラを発売する。

 世界自然保護基金(World Wildlife FundWWF)と提携して行われるこのキャンペーンでは、赤色が基調のコカ・コーラ缶のうち14億本が冬らしい白色に「衣替え」するほか、スプライト(Sprite)やネスティー(Nestea)、ミニッツメイド(Minute Maid)など、主要ブランドのペットボトルのデザインも様変わりするという。

 キャンペーン用のコカ・コーラ缶には、2頭の子グマを連れた母シロクマが銀色に輝く北極の大地を歩く様子が描かれている。販売期間は11月から来年2月まで。

 缶記載のコード番号に携帯電話からテキストメッセージを送ると、WWFに1ドル寄付することができる。コカ・コーラ社は、まずWWFに200万ドル(約1.5億円)を寄付し、来年3月15日までに消費者が寄付した額と同額(最大100万ドル)を追加で寄付。ホッキョクグマ保護に役立てる。

 一方、ライバル企業の米ペプシコ(PepsiCo)も、クリスマス・キャンペーンを展開中だ。年末までに米国内のセブンイレブン(7-Eleven)で販売された20オンス飲料1本につき5セントを、国内の飢えを救うために寄付するという。(c)Relaxnews/AFPBB News