【9月20日 AFP】メンバーがほとんど裸に近い格好で抗議活動を行うことで知られる国際動物愛護団体「動物の倫理的扱いを求める人々の会(People for the Ethical Treatment of AnimalsPETA)」が、さらに過激になる。年内にも、ポルノ・ウェブサイトを立ち上げるというのだ。

 これまでもPETAは、毛皮や革製品の着用や、動物を実験台とした化粧品テストに抗議する活動を路上で展開してきた。

 これに加えて、PETAは11月から12月をめどにポルノ系ウェブサイト「peta.xxx」を立ち上げる計画だ。PETAのキャンペーンを担当するリンゼイ・ラジ(Lindsay Rajit)氏によると、このサイトではPETAメンバーが生まれたままの美しい肢体を披露するという。

「法で可能なところまで脱ぐつもり。これまでの活動では、ニップレス(乳首を隠すシール)が義務づけられている都市や州もあれば、下半身の一部を覆う必要がある場合もあったけれど、xxxのドメインを取得したサイトならば、このような制約から解放される」(ラジ氏)

 だが、当然ながらサイトの訪問者は動物虐待の赤裸々な真実にも直面することになる。

「サイトの訪問者が、まず目にするのは誘惑に満ちた画像だが、サイトには彼らが期待していなかった写真も含まれる」(ラジ氏)

 サイトに登場するのはヌードモデルではなく、PETAの活動家たちだ。ラジ氏によれば、PETAのメンバーたちは、みな「動物たちを助けるために、できることは何でもしたいと考えている」からだ。

 その一方で、ラジ氏はPETAが動物保護を訴えながら女性を搾取しているとの批判を否定した。「全ての男女は、声、ペン、そして体を、動物を救うために用いる権利があると、私たちは考えている」(c)AFP