オーストラリア南沖で新種のイルカ確認
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【9月16日 AFP】オーストラリア南部メルボルン(Melbourne)沖に生息するイルカ群が、これまで確認されているものと異なる新種であることが分かったと、豪モナシュ大学(Monash University)の研究チームが15日のオンライン科学誌「PLoS ONE」に発表した。
モナシュ大の博士課程研究員、ケイト・チャールトン・ロブ(Kate Charlton-Robb)氏らの研究チームによると、このイルカはビクトリア(Victoria)州のポートフィリップ湾(Port Phillip Bay)とギプスランド湖(Gippsland Lakes)に生息する約150匹のイルカ群で、地元ではアボリジニの言葉で「ネズミイルカに似た大きな魚」を意味するブルナンイルカ(Burrunan dolphin)の名で親しまれていた。
これまではバンドウイルカに属する種と考えられていたが、ビクトリア博物館(Museum Victoria)などに保存されているイルカ標本と比較したところ、1900年代初頭に発見された種とは頭蓋骨、DNA、身体的特徴が異なることが判明。「南のバンドウイルカ」を意味する「Tursiops australis」と名付けた。
ロブ氏は、「19世紀末以降に確認された新種のイルカは3種しかなく、非常に興味をそそられる発見だ。生息が確認された2か所がポートフィリップ湾とギプスランド湖という私たちの目と鼻の先だということに、何より心が躍る」と語っている。(c)AFP
モナシュ大の博士課程研究員、ケイト・チャールトン・ロブ(Kate Charlton-Robb)氏らの研究チームによると、このイルカはビクトリア(Victoria)州のポートフィリップ湾(Port Phillip Bay)とギプスランド湖(Gippsland Lakes)に生息する約150匹のイルカ群で、地元ではアボリジニの言葉で「ネズミイルカに似た大きな魚」を意味するブルナンイルカ(Burrunan dolphin)の名で親しまれていた。
これまではバンドウイルカに属する種と考えられていたが、ビクトリア博物館(Museum Victoria)などに保存されているイルカ標本と比較したところ、1900年代初頭に発見された種とは頭蓋骨、DNA、身体的特徴が異なることが判明。「南のバンドウイルカ」を意味する「Tursiops australis」と名付けた。
ロブ氏は、「19世紀末以降に確認された新種のイルカは3種しかなく、非常に興味をそそられる発見だ。生息が確認された2か所がポートフィリップ湾とギプスランド湖という私たちの目と鼻の先だということに、何より心が躍る」と語っている。(c)AFP