【4月22日 AFP】西アフリカ・シエラレオネ北部のソンフォン湖(Lake Sonfon)周辺では、今週少なくとも10頭の赤ちゃんカバの死骸が見つかったとの報告があり、関係当局が調査に乗り出した。

 村の長老によると、自然保護区にも指定されている湖の周辺では、今週に入って、1日1~2頭の割合で赤ちゃんカバの死骸が見つかるようになった。そのため関係当局に報告し、調査を依頼したという。

 当局者は、原因については気候変動の影響も捨てきれないと話したが、ある環境保護専門家は、一帯で野放しにされている違法な金の採掘を挙げている。「(金の採掘により)カバの個体数は激減している。湖の水質も著しく悪化した」

 ソンフォン湖の周辺には、サル、バブーン、ワニの希少種も生息している。(c)AFP