【3月4日 AFP】米魚類野生生物局(U.S. Fish and Wildlife Service)は2日、ペンシルベニアピューマ(eastern cougar)が完全に絶滅したと発表した。

 同局が入手可能な情報を正式に再検討した結果、ペンシルベニアピューマは絶滅したとの結論に達し、絶滅危ぐ指定リストからの削除を勧告した。

 ペンシルベニアピューマは、米北東部では、ここ数十年間、ほとんど姿を見ることができなかったため「ゴースト・キャット」とも呼ばれ、1973年に初めて絶滅危ぐ種に指定された。だが、実際のところ、1930年代ごろに絶滅していたとみられる。

 同局によると、今では種の保存に足る個体数を保っているピューマは、米西部やカナダに生息する種のピューマだけだという。(c)AFP