韓国、違法捕鯨の取り締まり強化
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【1月3日 AFP】韓国政府は2日、違法捕鯨の阻止を求める国際社会からの圧力を背景に、捕鯨と鯨肉加工に関する規制を強化すると発表した。
3日から施行される新規則では、漁網にかかったり浜に打ち上げられたりしたクジラを発見した漁業関係者は、ただちに警察に通報することが義務付けられる。鯨肉の取引には国の許可が必要となるほか、鯨肉の処理と販売は国が指定した施設でしかできなくなる。
また国際捕鯨委員会(International Whaling Commission、IWC)の要請に応える形でクジラの原産地を政府が特定できるよう、クジラの死骸から採取したDNAサンプルを当局に提出することも求められる。韓国周辺で増えている違法捕鯨を阻止する狙いがある。
韓国では1986年に商業捕鯨が禁止されたが、漁網に偶然かかったり浜に打ち上げられたりしたクジラについては取引が認められている。しかし近年、このようなクジラの取引が急増しており、IWC加盟国から疑惑がもたれていた。現地の報道によると、クジラを違法に捕らえた後、政府の取締りを逃れるために洋上の船内で解体・加工している船もあるという。(c)AFP
3日から施行される新規則では、漁網にかかったり浜に打ち上げられたりしたクジラを発見した漁業関係者は、ただちに警察に通報することが義務付けられる。鯨肉の取引には国の許可が必要となるほか、鯨肉の処理と販売は国が指定した施設でしかできなくなる。
また国際捕鯨委員会(International Whaling Commission、IWC)の要請に応える形でクジラの原産地を政府が特定できるよう、クジラの死骸から採取したDNAサンプルを当局に提出することも求められる。韓国周辺で増えている違法捕鯨を阻止する狙いがある。
韓国では1986年に商業捕鯨が禁止されたが、漁網に偶然かかったり浜に打ち上げられたりしたクジラについては取引が認められている。しかし近年、このようなクジラの取引が急増しており、IWC加盟国から疑惑がもたれていた。現地の報道によると、クジラを違法に捕らえた後、政府の取締りを逃れるために洋上の船内で解体・加工している船もあるという。(c)AFP