ルフトハンザ航空、定期便にバイオ燃料を採用 世界初
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【11月30日 AFP】ドイツ航空大手のルフトハンザ航空(Lufthansa)は29日、バイオ燃料を用いた試験飛行をフランクフルト(Frankfurt)とハンブルク(Hamburg)間の定期便で実施すると発表した。
同都市間で毎日4便、就航しているエアバス(Airbus)A321のジェットエンジン2基のうち1基を植物油から合成した燃料で稼動させる。試験飛行の期間は6か月。
バイオ燃料を取り入れた航空機の試験飛行は、すでにニュージーランド航空(Air New Zealand)などが実施しているが、定期便での採用はルフトハンザが初めて。
ルフトハンザでは、試験飛行に660万ユーロ(約7億3000万円)を投入する計画で、このうち250万ユーロ(約2億8000万円)をドイツ政府からの助成金でまかなう。
試験飛行を担当するヨアヒム・ブゼ(Joachim Buse)氏によると、ルフトハンザ便で採用するバイオ燃料はフィンランドの企業から調達しており、コストはケロシン系燃料の3~5倍かかるが、6か月間でCO2の排出量を1500トン削減できるという。
ルフトハンザは、バイオ燃料の調達状況や商業性を考慮したうえで、2020年をめどに全燃料の5%から10%をバイオ燃料に置き換えたいと話している。(c)AFP
【関連記事】NZ航空、第2世代のバイオ燃料による試験飛行に成功
同都市間で毎日4便、就航しているエアバス(Airbus)A321のジェットエンジン2基のうち1基を植物油から合成した燃料で稼動させる。試験飛行の期間は6か月。
バイオ燃料を取り入れた航空機の試験飛行は、すでにニュージーランド航空(Air New Zealand)などが実施しているが、定期便での採用はルフトハンザが初めて。
ルフトハンザでは、試験飛行に660万ユーロ(約7億3000万円)を投入する計画で、このうち250万ユーロ(約2億8000万円)をドイツ政府からの助成金でまかなう。
試験飛行を担当するヨアヒム・ブゼ(Joachim Buse)氏によると、ルフトハンザ便で採用するバイオ燃料はフィンランドの企業から調達しており、コストはケロシン系燃料の3~5倍かかるが、6か月間でCO2の排出量を1500トン削減できるという。
ルフトハンザは、バイオ燃料の調達状況や商業性を考慮したうえで、2020年をめどに全燃料の5%から10%をバイオ燃料に置き換えたいと話している。(c)AFP
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