【10月18日 AFP】国連(UN)の生物多様性条約(Convention on Biological Diversity)第10回締約国会議(COP10)が18日、名古屋市で開幕した。

 193か国・地域が参加する今回の会議では12日間の会期中、生物種の絶滅抑制に向けた2020年までの目標の策定、貧困国の野生動植物の保護のための中長期的な経済支援、医薬品などの原料となる遺伝資源を利用した利益を原産国にも配分する協定を中心に話し合う。

 議長を務める松本龍(Ryu Matsumoto)環境相は開会式で、「地球の将来について真剣に議論し、解決策を模索したい。生物多様性に支えられた美しい地球を次の世代につなげることは、各国共通の願いだ」とあいさつした。(c)AFP