現在の生活水準なら「20年後に地球2個必要」、WWF
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【10月14日 AFP】現在のペースで二酸化炭素の排出と天然資源の乱用が続けば、2030年までに地球が2つ必要になる――。環境保護団体、世界自然保護基金(World Wide Fund for Nature、WWF)は13日、報告書「生きている地球(Living Planet)」でこのような分析結果を発表した。
今回で8回目となる同報告書は、入手可能な最新データである2007年のデータを分析したもの。それによると07年、世界の人口は68億人で、地球環境が持続的に支えられる限界を50%も超過する消費生活を送っていた。
この傾向が続けば、人口増加、消費活動、気候変動の進み方が国連(UN)の中位予測程度にとどまったとしても、30年までに人類は地球2個分の二酸化炭素吸収能力と天然資源が必要となるという。
また、全人類が現在の米国やアラブ首長国連邦(UAE)と同じ勢いで資源を使えば、地球4.5個が必要になると指摘。人間の自然環境への依存度を表す指標「エコロジカル・フットプリント」に、富裕国と貧困国との間で大きな格差が生まれていることを示した。(c)AFP
【参考】世界自然保護基金(WWF)の報告「生きている地球: Living Planet Report」(日本語)
今回で8回目となる同報告書は、入手可能な最新データである2007年のデータを分析したもの。それによると07年、世界の人口は68億人で、地球環境が持続的に支えられる限界を50%も超過する消費生活を送っていた。
この傾向が続けば、人口増加、消費活動、気候変動の進み方が国連(UN)の中位予測程度にとどまったとしても、30年までに人類は地球2個分の二酸化炭素吸収能力と天然資源が必要となるという。
また、全人類が現在の米国やアラブ首長国連邦(UAE)と同じ勢いで資源を使えば、地球4.5個が必要になると指摘。人間の自然環境への依存度を表す指標「エコロジカル・フットプリント」に、富裕国と貧困国との間で大きな格差が生まれていることを示した。(c)AFP
【参考】世界自然保護基金(WWF)の報告「生きている地球: Living Planet Report」(日本語)