【9月21日 AFP】国際自然保護連合(IUCN)は16日、2本の角をもつ希少動物サオラがラオスで8月に捕獲されていたと発表した。サオラが確認されたのは、ラオスで1999年に自動カメラで撮影されて以来だという。

 ラオスの村の住民たちが8月にサオラを捕獲して村に運んだが、数日後に死んだという。連絡を受けたボリカムサイ(Bolikhamxay)県当局はすぐに専門家チームを派遣したが、サオラは弱っており、チームが到着した後まもなく死亡した。サオラは死亡する前に、写真撮影された。専門家チームは保存のため、サオラの死がいを持ち帰ったという。

 サオラは絶滅の危機にあり、数百頭しか生息していないとみられている。(c)AFP