【9月5日 AFP】新しくオープンするレストランの食材として人肉の提供者を募集するという広告が物議を醸していたが、ドイツ・ベルリン(Berlin)の菜食主義団体が2日、この広告は肉食の害に注目を集めるためのキャンペーンだったことを明らかにした。

 問題の広告は近日開店するフリメ(Flime)という名の謎のレストランが、自分の肉を店の料理に使ってもよいという人と、「オープンな考え方を持った」外科医を募集するという内容。同様の動画がインターネットでも公開されていた。

 この団体はウェブサイトで、行きすぎた肉の消費を支える大規模な畜産により、水資源の乱用や森林破壊など環境に大きな負荷がかかり、その結果、何百万人もの命が危険にさらされている上に、肉の食べ過ぎで病気になる人も多いとして、動物を食べるのは人間を食べるようなものだ、と主張している。(c)AFP