【7月16日 AFP】米海洋大気局(US National Oceanic and Atmospheric AdministrationNOAA)は15日、前月の世界の平均気温は記録がある1880年以来、6月としては史上最高の16.2度だったと発表した。

 陸域表面温度と海表面温度をあわせた地表面(陸海)の平均温度で、20世紀全体の6月の平均気温15.5度を0.68度上回った。

 また、1~6月期、4~6月期の平均気温についても、観測史上最高だった。

 平年よりも気温が高い傾向は世界全体にみられるが、特にペルー、米中央部・東部、西アジア、東アジアで顕著だという。これとは反対に、スカンディナビア半島、中国南部、米北西部では、平年よりも気温が低い状態にあるという。

 なお、エルニーニョ(El Nino)現象の終息に伴い、太平洋の赤道付近では海水温が低下するラニーニャ(La Nina)現象が観測されている。ラニーニャ現象は今夏、北半球で発達する見込みだという。(c)AFP

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