200平方キロの藻、中国・山東省の海岸に迫る
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【6月23日 AFP】中国の国営新華社(Xinhua)通信は22日、山東(Shandong)省膠南(Jiaonan)市の海岸に、巨大な藻の塊が近づいていると報じた。藻の面積は200平方キロに及び、海岸から約13キロにまで迫っている。野生動物や地域の観光産業に大きな影響が出る可能性があるという。
中国国家海洋局(State Oceanic Administration、SOA)の現地支部は、藻の除去のため船を出した。
中国では一般的に、藻は水質汚染が原因で発生する。水中の酸素を使い尽くしてしまうため野生海洋生物の大量死につながり、海岸などに打ち上げられると悪臭を発する。
2008年8月には北京五輪のセーリング競技会場となった、膠南市にも近い青島(Qingdao)周辺で藻類が大量発生し、競技の実施が危ぶまれた。結局、最大1万人の兵士とボランティアを投入し、100万トン以上の悪臭を放つ藻を取り除き、なんとか間に合わせた。(c)AFP
中国国家海洋局(State Oceanic Administration、SOA)の現地支部は、藻の除去のため船を出した。
中国では一般的に、藻は水質汚染が原因で発生する。水中の酸素を使い尽くしてしまうため野生海洋生物の大量死につながり、海岸などに打ち上げられると悪臭を発する。
2008年8月には北京五輪のセーリング競技会場となった、膠南市にも近い青島(Qingdao)周辺で藻類が大量発生し、競技の実施が危ぶまれた。結局、最大1万人の兵士とボランティアを投入し、100万トン以上の悪臭を放つ藻を取り除き、なんとか間に合わせた。(c)AFP