メキシコ湾原油流出事故、湾内の11万平方キロを漁業禁止区域に
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【5月19日 AFP】英エネルギー大手BPの石油掘削施設「ディープウォーター・ホライゾン(Deepwater Horizon)」の爆発・水没による原油流出事故で、米政府は18日、メキシコ湾(Gulf of Mexico)の広い範囲を漁業禁止にするために封鎖したと発表した。現地では流出を阻止する取り組みは進められているが、巨大な原油の帯がフロリダ(Florida)州のビーチやサンゴ礁に到達するとの懸念が高まっている。
封鎖となったのは、メキシコ湾内の合計11万8530平方キロの海域で、米連邦政府が所有する海域の約19%にあたる。この事故をめぐっては、米議員の中から、安全基準の甘さや政府当局の対応のまずさに批判の声が上がっている。
流出問題を担当している米海洋大気局(US National Oceanic and Atmospheric Administration、NOAA)のジェーン・ルブチェンコ(Jane Lubchenco)長官は、「前例のない活発な」原油の帯が米沿岸部に近づいていると指摘。
同長官は、「南東部で原油が巻きひげ状になり環状流に近くなっていることから、今後環状流になる可能性は高い」とし、その場合は「8~10日でフロリダ海峡(Florida Strait)に到達する」との見方を示した。(c)AFP/Clement Sabourin
封鎖となったのは、メキシコ湾内の合計11万8530平方キロの海域で、米連邦政府が所有する海域の約19%にあたる。この事故をめぐっては、米議員の中から、安全基準の甘さや政府当局の対応のまずさに批判の声が上がっている。
流出問題を担当している米海洋大気局(US National Oceanic and Atmospheric Administration、NOAA)のジェーン・ルブチェンコ(Jane Lubchenco)長官は、「前例のない活発な」原油の帯が米沿岸部に近づいていると指摘。
同長官は、「南東部で原油が巻きひげ状になり環状流に近くなっていることから、今後環状流になる可能性は高い」とし、その場合は「8~10日でフロリダ海峡(Florida Strait)に到達する」との見方を示した。(c)AFP/Clement Sabourin