流出原油の焼却を開始、メキシコ湾の石油基地爆発事故
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【4月29日 AFP】(一部訂正)米南部ルイジアナ(Louisiana)州沖の石油掘削基地の爆発炎上事故で、米沿岸警備隊(US Coast Guard)と同基地のリース権を保有する英石油大手BPは28日夕方、メキシコ湾(Gulf of Mexico)に流出した原油をミシシッピ(Mississippi)川河口沖約80キロに設置されたオイルフェンス内に集め、燃やす措置を開始した。
流出した大量の原油は28日夕現在、ルイジアナ州沖26キロの地点まで迫っている。米海洋大気局(NOAA)は、29日夜~5月1日夜に強い南東の風が吹くと予報しており、吹き寄せられた原油が同州沿岸に到達しかねないことから、燃焼措置に踏み切った。
ルイジアナ州のミシシッピ(Mississippi)川河口のデルタ地帯は水鳥や希少な野生生物の宝庫で、米国の食卓を支える沿岸漁業の基地でもあるが、原油が湿地帯まで到達した場合、除去はほとんど不可能で、環境や生態系への影響が懸念されている。(c)AFP/Allen Johnson
流出した大量の原油は28日夕現在、ルイジアナ州沖26キロの地点まで迫っている。米海洋大気局(NOAA)は、29日夜~5月1日夜に強い南東の風が吹くと予報しており、吹き寄せられた原油が同州沿岸に到達しかねないことから、燃焼措置に踏み切った。
ルイジアナ州のミシシッピ(Mississippi)川河口のデルタ地帯は水鳥や希少な野生生物の宝庫で、米国の食卓を支える沿岸漁業の基地でもあるが、原油が湿地帯まで到達した場合、除去はほとんど不可能で、環境や生態系への影響が懸念されている。(c)AFP/Allen Johnson