【4月22日 AFP】ボルネオ(Borneo)島で、絶滅危惧種に指定されているボルネオサイのメス1頭が妊娠しているとみられる映像が撮影された。研究者らが21日、発表した。子どもが誕生すればボルネオ島での存続につながる貴重な1頭になりそうだ。

 ボルネオサイはマレーシア、インドネシア、ブルネイにまたがるボルネオ島の固有種だが、同島の生息数は30頭と風前の灯火だ。研究者らは遠隔のカメラトラップで生息状況を観察している。

 世界自然保護基金(WWF)マレーシア支部の発表によると、2月に撮影された今回のボルネオサイは20歳以下のメスで、妊娠していると考えられる。(c)AFP