【4月16日 AFP】米海洋大気局(NOAA)が15日に発表した前月の観測結果によると、この時期に起こるエルニーニョ(El Nino)現象などの影響で、3月の世界の平均気温が史上最高となった。

 米気候データセンター(US National Climate Data Center)のデータに基づいたNOAAの発表によると、3月の陸域表面温度は1880年の気象観測開始以来、史上4番目、海表面温度は最高だった。

 両方をあわせた地表面(陸海)の平均温度は、前世紀平均の12.7度よりも0.77度高く、同じく記録史上最高の13.5度だった。北アフリカ、南アジア、カナダなどを筆頭に、例年よりも気温の高い傾向が世界的にみられた。(c)AFP