【3月13日 AFP】米航空宇宙局(NASA)の地球観測衛星「アクア(Aqua)」に搭載されたセンサー「中分解能撮像分光放射計(Moderate Resolution Imaging SpectroradiometerMODIS)」がとらえた東南極を漂流する2つの巨大氷山、メルツ氷河(Mertz Glacier)から分離した氷舌(左)と氷山B-09B(中央)。この画像はNASAが8日に入手し、10日に公開された。
 
 メルツ氷河にB-09Bがぶつかり、今年2月12~13日に長さ約78キロ、幅約39キロとルクセンブルクほどの大きさがある氷舌が分離した。科学者らはこの氷舌が海流を妨げ、地球の気候パターンに変化を引き起こす恐れがあると警告している。B-09Bは1987年に氷河から分離した。(c)AFP

【関連記事】巨大氷山が海流を妨げる恐れ、ペンギンにも影響か