豪政府、南極海の捕鯨廃止求める独自提案 IWC
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【2月25日 AFP】オーストリア政府は25日、南極海での調査捕鯨を5年間のうちに段階的に廃止することを求める提案を国際捕鯨委員会(IWC)に提出したことを明らかにした。ピーター・ギャレット(Peter Garrett)豪環境相が発表した。
日本が毎年同地域で行っている調査捕鯨に対し、オーストラリア政府が国際法廷への提訴も辞さない姿勢を示したため、両国の間で緊張が高まっていた。同環境相によると、今回のIWCへの提案は、長年に及ぶ捕鯨論争におけるこう着状態の打開が狙いだという。
ギャレット環境相は「オーストラリア政府は、捕鯨をめぐる協議に参加する人々の努力については認識しているが、IWCで現在協議されている提案では到底、わが国が受け入れられる結果が出るとは思えない。それゆえ、わが国では独自に、真に(クジラの)保護を目的とする新たな提案を行った。特に世界中の商業捕鯨と、いわゆる調査捕鯨の権利に終止符を打つためだ」と述べた。(c)AFP
日本が毎年同地域で行っている調査捕鯨に対し、オーストラリア政府が国際法廷への提訴も辞さない姿勢を示したため、両国の間で緊張が高まっていた。同環境相によると、今回のIWCへの提案は、長年に及ぶ捕鯨論争におけるこう着状態の打開が狙いだという。
ギャレット環境相は「オーストラリア政府は、捕鯨をめぐる協議に参加する人々の努力については認識しているが、IWCで現在協議されている提案では到底、わが国が受け入れられる結果が出るとは思えない。それゆえ、わが国では独自に、真に(クジラの)保護を目的とする新たな提案を行った。特に世界中の商業捕鯨と、いわゆる調査捕鯨の権利に終止符を打つためだ」と述べた。(c)AFP